2022年8月1日施行の規定が示すのは「全サービス共通の実名登録」ではありません
中国の「インターネットユーザーアカウント情報管理規定」は、2022年8月1日施行の規定本文で、対象となるインターネットユーザーアカウントの登録・利用などに関するルールを定めています。ただし、この規定から、すべての一時メールサービスやウェブサイトに同じ実名登録が必要だとは言えません。今週は、受信サービスの登録条件と、利用先サイトの本人確認条件を別々に確認してください。
初めて一時メールを選び、氏名や電話番号を出す必要があるのか気になっている人向けです。サービスの利用条件やプライバシー説明を確認し、どこが何の情報を求めているかを整理します。
サービス選びでは、受信アドレス・サービス登録・本人確認を分ける
「一時メールに実名登録が必要か」は、サービスごとの仕組みによって異なります。受信用アドレスを使うこと、サービスのアカウントを作ること、実名や本人確認書類を提出することは、それぞれ別の段階です。一つの段階で情報入力を求められたからといって、ほかの段階でも同じ情報が必要だとは限りません。
| 選択肢 | 求められる情報の確認先 | 判断の目安 |
|---|---|---|
| 一時メールの受信用アドレス | サービスの利用画面、登録条件、プライバシー説明 | アドレスを使うだけで個人情報の提出が必要か、明記を確認します |
| メールサービスのアカウント | 登録画面と利用規約 | サービスアカウント作成の条件として何を求めているか確認します |
| 登録先サイトのアカウント | サイトの入力画面、利用規約、プライバシー説明 | メールアドレス欄だけなのか、別途本人確認があるのかを見ます |
| 継続利用する重要なアカウント | サイトの復旧方法と連絡先設定 | 長期間受信でき、アカウント復旧にも使えるメールを選びます |
一時メールの入力欄に氏名がないからといって、サービスが個人情報を一切扱わないと決めつけることはできません。逆に、ウェブサイトでメールアドレスを尋ねられただけなら、それだけで本人確認が済んだとも言えません。
初めて使うときは、何をどこで求められているか確認する
氏名が必要か、電話番号や本人確認書類が必要かは、利用するサービスの画面と説明を見て判断します。確認の流れは次のとおりです。
- 画面の運営主体を確認します。情報を求めているのが一時メールサービスなのか、登録先サイトなのかを見分けます。
- 入力欄の説明を読みます。メールアドレスの入力と、氏名・電話番号・本人確認書類の提出は別の要求として扱います。
- 必須項目と任意項目を区別します。必須であれば、入力しない場合に登録や利用がどうなるかも確認します。
- プライバシー説明で、情報の利用目的、保管・削除の説明、第三者への提供に関する記載を探します。PostTmpの説明を確認する場合は、プライバシーに関する案内と利用条件を参照し、登録先サイトの説明と混同しないようにします。
- 必要な条件が分からなければ、推測で情報を入力せず、サービス提供者の説明や問い合わせ先を確認します。規約に反する方法で確認を回避するのではなく、条件を理解できない場合は登録を保留します。
- 一時メールで受信できることと、サイト側の登録・本人確認を完了できることを分けて考えます。実際に必要な連絡を受け取れるか、サービスと登録先の双方の案内を確認します。
個人情報の扱いについては、中国の個人情報保護法が、個人情報の処理を明確で合理的な目的に限定し、目的達成に必要な範囲にとどめる原則を定めています。これは中国法の適用範囲に関する説明であり、あらゆる国やサービスにそのまま当てはまるルールではありません。個人情報保護法の原文を読む際も、サービスの所在地や利用者に適用される制度を分けて考えてください。
注意:プライバシー説明に記載が見つからないことだけを根拠に、情報が保存されない、第三者に共有されない、または匿名で使えると断定することはできません。
サイトの本人確認は一時メールで置き換えられません
登録画面がメールアドレスだけを求めている場合、メールアドレス欄は連絡や認証コードの受け取りに使われることがあります。しかし、一時メールを入力しても、氏名や電話番号、本人確認書類を使った確認を済ませたことにはなりません。ウェブサイトの「アカウント本人確認」は、メールの受信方法とは別の要件です。
中国の規定第6条は、適用対象となるインターネットユーザーアカウント情報サービス提供者に対し、アカウント登録時の実際の身元情報の認証に関する義務を定めています。対象となる範囲を確認せず、この規定をすべてのサイトやすべての一時メールサービスに広げて解釈するのは適切ではありません。中国国家インターネット情報弁公室の説明も、規定の趣旨や適用対象を確かめる資料として参照できます。国や地域、サービスの種類、サイトの規約によって条件は異なります。個別の登録画面に表示された案内と適用されるルールを優先してください。
「電話番号が必要」と表示された場合も、要求元を確認します。一時メール側の登録条件なのか、登録先サイトのアカウント確認なのかで、問い合わせ先も判断材料も変わります。どちらの画面にも情報の用途や必須理由が見当たらない場合は、必要性を確認できるまで送信を控えるのが無難です。
長期・重要アカウントでは、短期の受信先より復旧手段を優先する
銀行、決済、行政手続きなど、本人確認や継続的な連絡が関わるアカウントでは、サイトが認める方法で手続きを進め、長期間アクセスできるメールアドレスを使うのが基本です。パスワード再設定や本人確認の連絡を後から受け取れなくなると、アカウント復旧が難しくなることがあります。
一方、普通のウェブサイトで、短期の登録通知や確認メールを受け取るだけであり、利用先のルールにも合っている場合は、一時メールを候補にできます。氏名・電話番号・本人確認書類を要求されるかどうかは、登録画面とサービスの説明で確かめてください。メールアドレスを変えても、本人確認が不要になるわけではありません。
PostTmpを検討する場合も、実際の登録条件や受信機能はサービスの案内で確認し、利用先サイトの本人確認要件とは別に判断してください。個人情報を入力する前に、誰が何のために求めているのかを確かめることが、不要な提供を避ける第一歩です。短期間の受信だけが目的で、利用先のルールが認めているなら、説明を確認してから選択肢に加えられます。長期連絡やアカウント復旧に使う場合は、継続して管理できるメールを選んでください。
1日を超える作業には?管理できるエイリアスを
長期的な受信メールを本当のアドレスへ転送し、必要なときに窓口を停止または削除できます。